スキーバスツアーはたいへん便利で料金も安く、大人気となっています。人気が出るのも道理のありがたい移動手段ですが、集合場所までたどり着くのが容易でないという点に注意しておく必要があります。バスに乗ってしまえばもう安心ですが、バスに乗るまでがなかなかたいへんです。時間に余裕を持って出かけないと、集合場所が探せずに乗り遅れてしまうことも考えられます。
飛行機や新幹線を使うツアーなら、空港や駅が集合場所ですから、迷うと言ってもたいしたことにはなりません。少々迷ったとしても、乗り物には乗れることが大半です。しかしバスツアーの場合はそうはいきません。バス乗り場がわからないままになることがあるため、乗り遅れる可能性があります。
スキーシーズンには、バス乗り場の周辺一帯には同じような観光バスが数十台散らばっていることが多いです。一か所に密集して停まっているのではなく、数百メートルの範囲に散在して十以上もの違ったツアー会社のバスが停車していることもあり、そうなると目的のバス乗り場を探すのが難しくなります。ランドマークは昼間なら見つけやすいのですが、夜だとあまり見えなくなります。ビルの名称も夜だとわかりにくいですから、重いスキー靴と板をかかえて周辺を右往左往することになりかねません。
ツアー会社のスタッフに電話しても、同じように電話をしている他の客が何人もいる可能性があり、電話がなかなか通じないこともあり得ます。